2019年09月06日

お役立ちコラム 屋根リフォーム 04屋根の塗装・葺き替え・補修の特徴と費用相場・時期

家の外部で一番日差しでダメージを受けるのは、屋根です。屋根に影が掛かるケースは少なく、また雨風も直撃しています。

万が一の不具合は早急に対応する必要もあります。

他のリフォームをした後にでも一度屋根・外壁リフォーム会社に相談だけでもする事をおすすめします。

何か気になるところがあれば、聞いてみる事をおすすめします。

屋根は普段あまり近くで見ることがない部分ですが、家を守る重要な役割を持っているため、不具合が発生した場合には修理やリフォームをしなければなりません。

適切なタイミングでメンテナンスすることにより次のような効果があります。

  • 見た目が美しくなる
  • 雨漏りなどのトラブル解消
  • 耐久性・遮音性能・遮熱性能の向上

BXゆとりフォームでは屋根のリフォーム・修理として塗装工事のほか、重ね葺や葺き替え工事を行っております。

屋根のトラブルに合わせて最適な形でご提案をしていますので、ぜひご相談ください。

ここでは屋根の修理・リフォームを検討している方のために、リフォームの特徴や費用、時期(タイミング)などについてご紹介しましょう。

屋根のリフォーム・修理の必要性

屋根のリフォームや修理をすることにより、快適な屋内環境を実現することができます。例えば屋根に何らかの不具合があり、それを放置してしまった場合には雨漏りの原因になってしまうことも。

 

雨漏りは屋内の湿度をあげるのでカビが生えやすくなる場合もあり、家が劣化しやすくなってシロアリ被害が発生してしまうこともあります。

 

屋根は風や雨、排気ガス、太陽光など多くのダメージを常に受けている部分でもあります。定期的に不具合が発生している場所は修理し、適切なメンテナンスをすることにより耐用年数を伸ばすことが可能です。

 

これは家全体の寿命を延ばすことにも繋がるので、必要なタイミングで実施する事が大切です。

屋根の修理・リフォームの種類

屋根の修理やリフォームで行われる方法には、次のようなものがあります。

①屋根全体工事

1 屋根塗装工事

2 重ね葺き工事(カバー工法)

3 屋根の葺き替え工事

②屋根補修工事

1 漆喰補修工事 瓦屋根補修工事

2 コーキング補修工事

3 棟板金(むねばんきん)※交換工事(※1)

4 雨樋(あまどい)工事

 

※1
棟(むね)とは:戸建て住宅屋根の最も高い位置に取り付ける部材です。 スレート瓦や金属屋根で用いる棟は金属製であるため棟板金と呼ばれています。

どの工事や補修が最も適しているのかについては、屋根の状態によって変わるので一概にはいえません。

また屋根の素材によって適した工事が変わります。耐久性やメンテナンスをすべき頻度など変わってくるので注意が必要です。

 

「できるだけ費用を抑えたい」ということで部分的な補修のみを検討している方もいますが、一般的に屋根材の寿命は短いものだと10年、長いものだと100年ほどとされています。

 

この寿命については、定期的なメンテナンスをした状態での寿命となっているので、最大限に寿命を引き出すためにはしっかり修理やリフォームを行う必要があります。

 

また、美しい見た目を保ちたいということであれば、寿命に関係なく塗装工事をするのがおすすめ。屋根の修理やリフォームは機能性を高めるだけでなく、見た目を回復するのにも効果的です。

気になる費用ですが、修理の場合、不具合が発生している箇所のみを直す事もあり安く済みますが、リフォームの場合は新調することになるのでどうしても費用がかかります。

 

ただし、費用の問題だけでなく部分的な修理だけではどうしようもないようなケースもあるため、きちんと見極めることが大切です。

先述した6種類の屋根全体工事・補修工事の特徴は以下のようになっています。

屋根塗装工事

見栄えを良くしたり、見た目を変更するほか、防水機能をアップさせるための工事です。塗料によって遮熱性や耐候性が向上するものもあり、用途に合わせた塗料選びが大切です。

重ね葺き工事(カバー工法)

既存の屋根の上に新たな屋根材を取り付ける工事です。

既存の屋根材はそのままにするので葺き替え工事よりも費用が安いのが特徴。 少ないメンテナンスで済むようになるのも魅力です。

屋根の葺き替え工事

既存の屋根と防水シート、木材下地をすべて撤去し、新たに張り替える工事で大掛かりな工事になるので費用は高めになります。

漆喰補修工事 瓦屋根補修工事

漆喰が剥がれや瓦がずれている場合の補修工事です。 特に台風や雨の多い地域では頻繁な修理が必要になることもあります。

コーキング補修工事

ゴム製の素材で穴埋めなどをする補修工事です。

雨漏り修理に使われることがあります。

棟板金交換工事

台風などによって浮き上がってしまった棟板金を交換する工事です。

浮き上がったまま放置してしまうと雨漏りが発生することがあります。

雨樋(あまどい)工事

破損や劣化、汚れた雨樋を交換する工事です。

雨樋が詰まったりしたまま放置すると雨漏りを引き起こしてしまいます。

例えば、屋根の素材や塗料によっては高い断熱効果が得られるものがあり、寒い冬でも快適に過ごしやすくなります。

また、夏場もリフォーム前と比べて室温が低くなる効果もあります。

あとは、見た目が大きく変わってきます。色鮮やかな屋根に変わるだけでなく、小さな傷も隠せるので美しい見た目を実現できます。リフォームついでに屋根の色も変えれば、家全体のイメージチェンジにも繋がります。

雨漏りが発生している場合や修理が必要な箇所がある場合は、修理しないまま使い続けた時のデメリットが大きいです。放置することでトラブルの範囲が広がってしまう可能性もあるので注意が必要です。

それぞれ選択するリフォーム・修理によって様々なデメリットが発生します。
例えば屋根の塗装の場合は常に日光や外気にさらされているので、どれほど綺麗に塗装をしても、時間の経過とともにどうしても色あせてしまいます。
美しさを保つためには定期的なメンテナンスが必要です。しかし、修理やメンテナンスをすればその都度費用がかかることになります。

他にも、塗料に含まれるシンナーに敏感な方は、めまいなどの症状が現れる可能性もあるので注意が必要です。

工事に関しては、日数と費用がかかるのもデメリットとなります。

屋根のリフォームや修理をしようと考えた際、重要な事は適切なタイミングで行うことです。
それぞれメンテナンスに適しているタイミングは次の通りとなります。

屋根の塗装

屋根は定期的に塗り替えをしなければなりません。これは塗装が剥げてしまったりすると見た目が悪くなるだけでなく、保護機能が低下してしまう為です。
概ね10年前後で塗り替える事が良いと考えられます。塗装が剥がれていると雨や風の影響で更に範囲が拡大してしまい、雨漏りに発展してしまい等、大規模なメンテナンスが必要になる場合があります。

雨漏りやひび割れの修理

いずれの場合もできるだけ早急な対応が必要です。対応が遅れると建物全体の劣化を早める事につながります。

耐用年数を過ぎたもの

屋根の素材による耐用年数(寿命)の目安は次の通りです。

屋根の素材 耐用年数(寿命)
スレート屋根 ~25年
アスファルトシングル ~30年
トタン屋根 ~20年
ガルバリウム鋼板 ~30年
日本瓦 ~100年

環境によっても大きく異なります。例えば、塩害や台風の多い地域の場合は、そうでない地域に比べ、劣化が早まる傾向にあるため、注意が必要です。

BXゆとりフォームで屋根のリフォームを行う場合の費用一例は次の通りとなります。

  • 重ね葺き:9,500~14,800円
  • 塗装  :2,800~5,450円

※1㎡あたり(商品代+工事費)、税別

実際にBXゆとりフォームで屋根リフォーム・修理を行われた方の費用の一例について紹介します。

費用 内容
全体で100万円 ・屋根葺き替え
・一部外壁塗装
約460万円 ・屋根重ね葺き
・外壁

全国費用の相場

住居の大きさや修理・リフォームが必要な規模などによって必要な費用は変わってくるのですが、一般的な費用は以下のようになります。

工事内容 費用
塗装 60~150万円
葺き替え 60~200万円
重ね葺き 80~120万円
スレート屋根の差し替え 1~5万円
漆喰補修工 3~10万円
瓦屋根補修工事 1~5万円
雨漏り修理(部分) 5~30万円

足場の費用について注意が必要

見積確認時に注意しなければならないのが、工事作業用にかける足場の費用です。足場の費用は塗装や葺き替えの工事費用に含まれておらず、別途発生することになります。

仮見積や口答で工事代を確認する際に、足場代が別途かどうか確認しておかないと、正式に見積りを依頼した際に想像以上の費用がかかってしまうことがあります。通常足場代自体は安くできないので、屋根工事と外壁工事をまとめてリフォームする「おまとめリフォーム」を行うことにより足場を屋根工事と外壁工事で同時に使う事ができ、費用もお得になります。屋根のリフォームを検討する際は、まとめて屋根と外壁をリフォームすることも検討してみる事をおすすめします。

BXゆとりフォームで行った工事の一例について詳しく紹介します。

東京都町田市 M邸

強い雨が降った際に雨漏りに気づかれ、ご相談を受けました。屋根葺き替えのほか、おまとめリフォームで外壁の工事も行い(外壁の)カラーを変更。まるで新築のようなイメージに一新されました。
4年前に中古住宅を購入されたお客様なので、屋根は20年ほどお手入れされていなかったとのこと。

ガルバリウム鋼板を使用したカバー工法で、今後のメンテナンス費用を抑えられる提案をいたしました。

神奈川県 横浜市 S邸

屋根・外壁塗装の他、工事で設置した足場を活用して、足場代が別途かからない分お得に太陽光パネルを設置いたしました。屋根は劣化が進んでいたこともあり、新規に葺き替えを提案させていただくことに。
リフォームをしたことによって見た目も一新。特にイメージカラーがはっきりしていたこともあり、外壁塗装を含めてイメージ通りの仕上がりとなりました。

屋根のリフォーム・修理に使用する屋根材としては、次のようなものがあります。代表的なものを紹介します。

スレート瓦

天然スレート瓦と人工スレート瓦の2種類があります。
人工スレート瓦はセメントと繊維材料と呼ばれるものを混ぜ合わせ、高圧でプレスして整形するもので安価なのが特徴。

一方、天然スレート瓦の場合は粘板岩などを薄板に加工するのですが、加工には手間がかかるだけでなく天然石を使用することもあり高価なのが特徴です。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板とは、アルミ・亜鉛メッキなどから構成される鋼板の名称です。金属系サイディングボードであり、アメリカで開発されました。屋根材だけでなく外壁材にも多く使われています。
従来の亜鉛メッキ鋼板より耐久性・耐食性が高く、条件により寿命も長くなる点も魅力です。

日本瓦

和瓦と呼ばれるものであり、日本の木造住宅では古くから使われてきました。土から粘土を作りそれを練った上で焼き上げる屋根材です。
見た目の美しさや風格もあり、日本瓦にこだわりをもつ人も少なくありません。

屋根のリフォームで使用することが多い、代表的な塗料について比較しました。

種類 費用(㎡単価相場) 特徴
アクリル系 1,000~1,200円 耐用年数は4~7年ほど。軽量であるのが最大の特徴です。他の塗料に比べると安価であるため、こまめに塗り替えして気分を変えたいという方には最適。ただし紫外線には弱いので注意が必要です。
ウレタン系 1,800~2,000円 耐用年数は6~10年ほど。耐水性に優れ、密着性の良さを特徴としており、他の素材では剥がれやすい場所にも適しています。
シリコン系 2,500~3,500円 耐用年数は8年から15年ほど。耐久性や仕上がりはウレタン系塗料よりも良く、費用は高くなるが、高い防水性を誇るため、雨の多い地域でも安心できます。
フッ素系 3,500~4,500円 イニシャルコストはかかるが、耐用年数は長く、15~20年ほど。主に、商業施設などで使用されてきました。光沢もあり、防汚効果で長期間、美しさを保てる特徴もあります。

屋根のリフォーム・修理をする際には、どのリフォーム会社・塗装店に依頼しても良いというわけではありません。
リフォーム会社・塗装店を選びする際には、信頼できる会社を選ぶことが重要です。

例えば、仮見積りが安かったので、正式な見積もりを出してもらったら金額が跳ね上がってしまったというトラブルもあります。特に費用に関することについては包み隠さず、わかりやすく教えてくれるリフォーム会社または塗装店を選びましょう。

また、実績を確認しておくことも大切です。屋根のリフォーム・修理は専門的な知識と経験を必要とするため、しっかりとした実績があるリフォーム会社だと安心です。

実際に問い合わせをしてみて、安心してお任せできると感じたリフォーム会社に相談し、決めることがおすすめです。対応があまり良くない会社であるからトラブルが起きるという訳ではないですが、単純に見積額が安いからと決めることは注意が必要です。

屋根リフォームの流れについてご紹介します。屋根葺き替えを例に解説します。

足場設置・既存瓦の撤去

工事をするための足場を設置します。設置の際には大きな音がしますがしますので、設置の日程に合わせて外出される等の対策を取られる方も多いです。
足場の設置が完了した後、劣化している既存の瓦などを撤去します。

野地板(のじいた)の設置

瓦を撤去した後、野地板と呼ばれるスレートや瓦などの下地材(板材)を設置していきます。

防水シートの設置

リフォームの中でも重要なのが、防水シートの設置です。野地板の上に設置していきます。瓦を撤去した後、防水シートを設置する前の段階で雨が降ってしまうと雨が屋内に伝ってしまう事もあり、防水シート設置までは急ぎつつ、確実に行われるのが一般的です。

屋根材の設置

防水シートを設置した後は、新しい屋根材の設置です。

検査・足場の解体

最後に検査を行います。この段階で問題がなければ足場を解体し、施工完了です。足場の設置・解体には騒音がつきものなので、しっかり前に近隣挨拶を行ってくれる業者を選ぶことが重要です。

屋根のリフォーム・修理で失敗しないためには、実績が豊富なリフォーム会社・塗装業者を選ぶことが大切です。BXゆとりフォームはこれまでに小さい工事から全面改装まで施工件数37万件もの実績を積み重ねて来ているので、お気軽に、どのようなことでもぜひご相談ください。

また、リフォーム産業新聞社が発表している『全国住宅リフォーム売上ランキング』にて、東京エリアのリフォーム専業会社として9年連続で「売上実績No.1」を獲得しております。

それ以外にも、過去にはテレビ番組TVチャンピオンの「住宅リフォーム王選手権」に出演した実績や、各種リフォームコンテストでも受賞歴が多数あり、技術面でもしっかり評価をいただいているため安心してお任せいただけます。

これからもBXゆとりフォームは、顧客満足度100%を目指し、安心してリフォームをご依頼いただけるよう、リフォームサービスを提供して参ります。屋根の修理やリフォームに関するご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。

まずは新築時の屋根保証が切れるタイミングで検討を

新築からおおよそ10年を目安に塗装のタイミングがやってきます。まずは、新築の保証が切れるタイミングで検討するのも良いきっかけです。
これからの日差しがどんどん強くなる中で、どのような塗料を選ぶかは、信頼できる屋根・塗装リフォーム会社とよく相談する事をおすすめします。

また水まわりに不具合が出てくるタイミング13年~15年、屋根・外壁の塗装などのリフォームが必要なタイミングが9年~12年と異なりますので、状態をみて判断する事が大切です。

屋根リフォーム・塗装・葺き替えなら東証プライム市場上場の「BXゆとりフォーム」で!

「屋根リフォーム・修理とは?塗装・葺き替え・補修の特徴と費用相場・時期の目安まで徹底解剖」掲載中。BXゆとりフォーム外壁塗装・屋根塗装/リフォーム専門サイトのお役立ちコラムです。 外壁塗装、屋根塗装、リフォームの「施工」「費用・相場」「費用の算出方法」「施工事例」「実際のチェックポイント」等、リフォーム専門店の視点で紹介します。 外壁塗装・屋根塗装もリフォームするならBXゆとりフォームへお任せください。 東京・神奈川・埼玉・千葉で累計38万件以上の施工実績。東証プライム市場上場文化シヤッターグループのBXゆとりフォーム。
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