2019年08月10日

お役立ちコラム 外壁塗装 02.外壁塗装の耐用年数目安は?劣化はどれくらい?何年おきにリフォームする?

一般的な外壁塗装の耐用年数はおおよそ10年程度目安と言われています。なぜ10年といわれるのかをまず確認してきましょう。

新築から築10年目にもなれば、建物の劣化・新築時に塗られた塗料に傷みがみられる事が多くなります。その為、この時期に外壁塗装を行う方が多くなります。 まずはそれぞれ詳細を確認していき、ご自身のお家にあったメンテナンスを確認する事が必要です。

「ヒビがありますよ」「白い粉がつきますよ」とリフォーム会社に言われると不安になる方が多くいらっしゃいます。 少しでも知識があると不安にならずに対応できますので、こちらでは「本当に今塗装が必要なの?」「耐用年数とはそもそも何を指しているの?」といった事をお伝えします。

外壁塗装で使われる代表的な塗料が以下のものになっています。

  • アクリル系塗料
  • ウレタン系塗料
  • シリコン系塗料
  • フッ素系塗料

塗料メーカーによって細かい成分は異なりますが、概ね耐用年数は以下のようになっています。

  • アクリル系塗料4年~7年
  • ウレタン系塗料4年~10年
  • シリコン系塗料8年~15年
  • フッ素系塗料15年~20年

塗料ごとで効果を保てる耐用年数が異なってきます。

新築の際に使われている塗料の多くはウレタン系やシリコン系が多く、多くのお家は10年前後で次の塗り替えをする必要となります。
(但し、一部メーカーの外壁には塗装できないものあるので注意が必要です。)

また外壁塗装業者の折込チラシに記載されている期待耐用年数は、
「劣化が見られはじめた状態」から、「劣化してしまっている状態」年数を指している事がほとんどです。
その為、表示されている数字よりも早く外壁を手当する必要があります。

新築時で塗られる塗料としては、ウレタンやシリコンが多いので、多くの家は10年前後が次の塗り替え時期と言えます。

一方で、日本の木造住宅の寿命は約30年と言われています。建物に使用されている設備や建材にも寿命があり、メンテナンスを怠っていると、30年以内で建て替えのサイクルとなります。構造体自体の寿命は適切なメンテナンスを行う事で延ばす事ができ、屋根・外壁のメンテナンスはその最重要事項といえるでしょう。

【追記】現在BXゆとりフォームで取り扱う塗料は、日照などの変化を想定し、期待耐用年数を短めに設定しています。

外壁塗装の耐用年数を過ぎてしまった場合放っておくとどうなる?

建物がさらされている外的環境(風雨や、紫外線等)の状況にもよりますが、新築から年数が過ぎていくと、外壁塗装に以下の症状がでてきます。

外壁に触ると白い粉がつく(チョーキング現象)

紫外線や直射日光、風、雨水などが原因で塗装が劣化している外壁は触ると白い粉が付きます。塗装塗料の成分の顔料がチョークの粉のように表面に付着します。

・塗装(塗膜)にひび割れ/塗装の剥がれ

元々の外装材の伸縮に耐えられなくなり、ひび割れや剥がれが発生します。ひび割れ箇所や剥がれ部分から雨水が入り込むと、外装だけでなく家の根幹を支える構造材の腐食の原因にもなり、建物そのものの強度低下に繋がってしまいます。

外壁にカビやコケが生えてくる /外壁全体が汚れてきている


汚れが付着しやすくなったという事は、塗装の防水力や耐久性が低下しているとも考えられます。

この症状が出始めたら、外壁塗料の性能が劣化し、効果が無くなると考えられます。外壁が劣化すると、最悪の場合外壁の劣化した部分から雨水等が建物内に浸透し、雨漏りの原因となるケースもあります。周期的なメンテナンスが必要です。

雨漏りというと家の中まで水が入り込み、各部屋に雨水がぽたぽたとしたたるようなイメージを思い浮かべる方も多いでしょう。しかしそれは雨水が部屋にまで広がってしまったひどい状態です。その状態になってしまうという事は、屋根・外壁から、部屋の天井までの全ての部分に水が入ってしまっているという事になります。

外壁塗装の耐用年数を延ばすために塗料にこだわろう

塗料は合成樹脂ごとに特徴、耐用年数、価格が違います。

塗料構成する成分として、

  • 顔料(塗料の色、下地が透けたりする事を無くす役割があります。)
  • 合成樹脂(塗料の耐候性・耐久性・機能を決めている主成分、いわゆるアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素と言った成分。)
  • 添加剤(塗膜に機能を追加 1液型/2液型 硬質/弾性 艶有り/艶消し)
  • 溶剤(水性/油性)

で構成されています。

また、一般的に耐用年数が長いもの(合成樹脂の耐候性や機能性が高い)ほど、1缶あたりの金額が高くなっています(塗料は主に、一斗缶と呼ばれる18リットルの容量を持つ角形の金属缶で販売されています)。

「長く持たせたい」場合には高耐候型塗料

次回の塗替えまでの期間を長くし、メンテナンスの回数を減らしたい、とにかく長く持たせたい、という方には、耐用年数が比較的長い15~20年と言われている塗料である無機系(無機ハイブリッド(無機と有機のハイブリッド型で高い耐候性を持つ)、無機配合型フッ素(フッ素塗料に無機成分を配合し高い耐候性を持つ)の樹脂を使用した高耐候型塗料と呼ばれるものがおすすめです。塗装コストは高いですが、中長期的に考えると塗り替え回数が少なくなるので、結果的にお得になるメリットがあります。

その他、汚れが付きにくく、外壁に付着した汚れを雨水によって洗い流す「低汚染塗料」や、カビ、藻を防ぐ「防カビ塗料」など、様々な機能を持った塗料がありますので、詳しくはお問合せください。

外壁塗装が劣化がはじまったらリフォームを検討しよう

建物の経年劣化を含めて外壁が劣化してくるタイミングで、外壁塗装・リフォームの検討をおすすめします。

建物はリフォームするかしないか検討している間にも、風雨や直射日光、紫外線にさらされています。可能であれば一定の周期にそって、外壁塗装(屋根塗装)を検討実施する事をおすすめします。

適切に外壁塗装(屋根塗装)と建物の修繕(金属部分の錆等の修繕等も含む)をしていく事で、建物の寿命が延び、雨漏り等の心配がなくなり快適に暮らす事ができるでしょう。

外壁塗装の塗料も、一番使われているシリコン塗料から、高耐候型の無機塗料といった高性能のものまであり、価格的に安価なものから、高価で高性能なもの、コストパフォーマンスが高いものなど様々です。予算や長期的な修繕計画に合わせて実施する事をお勧めします。外壁塗装の際には屋根塗装も同時に実施する計画にしておくと、工事で足場を組むのが一度で済み工事費が節約できるので、一緒に工事する事をおすすめしています。その際、屋根のほうが外壁より風雨や直射日光、紫外線にさらされていますので、屋根の塗料を高性能なものにしておくなどの配慮も検討する必要があります。

新築から10年以降になるとトイレ・洗面・浴室・キッチンといった水まわりのリフォームの検討時期と重なり、つい外壁塗装・屋根塗装は後回しになりがちです。BXゆとりフォームでは、建物全体の修繕を考えて順番にリフォームしていく事をお勧めします。

外壁を塗装・リフォームするとどの程度効果が持続する?

どの程度外壁塗装の効果が持続できるかは、建物の状況と選んだ塗料によって大きく異なります。例えば、1日中自動車の交通量の多い道路に面している建物と、静かな環境の建物とでは、接する排気ガスの量も異なりますので、道路に面している建物のほうが汚れがひどくなるケースもあります。但しこの場合は、道路に面している建物の壁面がひどく汚れてしまっているが、それ以外の面があまり汚れていないといった事もあります。また塗装がしっかりとできていない場合(下塗り・中塗り・上塗りの間隔が適正ではなかったり、メーカーが公表するキチンとした塗料の分量で塗装(と水分の割合)していない場合等)は、期待通りの効果年数が保てません。

メーカーの示している塗料の寿命(目安となる年数)に関しては、特定のケースを想定している訳ではなく、どの場所でも表記の目安通りの効果を保証している訳ではありませんので注意が必要です。単純に性能を比べて機能性の高い塗料を選ぶだけでなく、建物状況によって塗料を選ぶ必要があります。

外壁塗装が概ね10年サイクルと言われているのは、いろいろなケースを想定してでてきた概算数字です。選んだ塗料によって長い保守年数を期待できるものもあります。但し長い保守が期待できる塗料はコストが高いので、家の修繕の計画にそって外壁塗装を計画しておく事が重要です。

外壁塗装をリフォームする時にリフォーム会社・塗装店に伝えるべきこと

外壁塗装は、単純に外壁に塗装すればよいだけの場合もありますが、多くは外壁の補修(ひび割れや剥がれ)が伴う事も多いです。補修箇所がわからないまま(補修しないままで)外壁の塗装してしまうと、後々、その部分が早期に劣化して雨漏り等の原因になる事もありますので、注意して確認する必要があります。

塗装の事だけでなく、補修の事に関して、実際に依頼を検討している塗装業者に伝えたい(確認したい)事は、現地調査で確認していくといいでしょう。

現地調査の際や塗装業者が現地を確認する時に、可能な限り一緒に立ち会って一つひとつの外壁の問題(補修が必要なところ)を把握しましょう。併せて補修の仕方を確認しておく事が重要です。

いつも見ている外壁ですが、細かいところまで確認している方は少ないと思います。補修があるかないか一緒に確認し、普段見逃している外壁の痛みを発見していく事が必要です。

また、その一つひとつの修繕について、きちんと見積に反映されているのかを確認する必要もあります。

屋根に関しては、お客様が一緒に屋根に上るのは危険ですので、業者に写真を撮影してもらい、撮影直後に確認し、見積に反映してもらうのがベストです。また工事金額を抑えて、安価な塗料を希望した場合に、どれくらい塗装の効果が持続できるものなのかを確認しましょう。その際に、その業者が実施している保証期間も確認しておくと安心です。

外壁塗装は建物の保守・補修がメインとなり、水まわりや間取り変更のように生活が改善するようなリフォームではありませんので、ついつい後回しになりがちなリフォームです。但し、外壁の劣化が進んでからリフォームするのと、しっかりとメンテナンスをしているのとでは、掛かってくるトータルコストも変わってしまいます。BXゆとりフォームは塗装の耐用年数は建物によりますが、一般的に言われている10年程度と考えて早目に準備して実施する事を強くおすすめします。

外壁塗装担当からのアドバイス

新築からおおよそ10年を目安に外壁塗装のタイミングがやってきます。まずは、新築時の保証が切れるタイミングで検討するの良いきっかけです。
これからの日差しがどんどん強くなる気候の中で、どのような塗料を選ぶかは、信頼できる外壁塗装・屋根塗装リフォーム会社とよく相談する事をおすすめします。

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